理事長挨拶

第45代 理事長 北川晴将

【はじめに】

 

2011年3月11日 東日本大震災が起こり、東北地方は壊滅的なダメージを受けました。この地震によって起こった津波により、たくさんの尊い命が奪われ、住む家さえなくなった方も多数となり、さらに原発事故の発生により家があっても帰ることさえできない方もたくさんでました。

しかし、今、少しずつではありますが、復興に向かって歩み続けています。それは我々日本人がこのような災害や困難の時、みんな何事にも団結しひとつになって立ち向かうからではないでしょうか。

多くの方が、自ら進んでボランティアに参加しガレキの処理などを行い、また現地まで行けない人でも募金や救援物資を現地に送ったりして支援を行っています。こんな行動は地域との団結、仲間との団結なくしては出来ないと思います。

我々羽島青年会議所は45年もの長い間たくさんの先輩方が地域と仲間と団結し、「明るく豊かな社会を築き上げる」ためがんばってこられました。我々も今一度みんなの心を一つに団結し、この目標のもと、志高く展望を持った運動を推進する気概と誇りを胸に、羽島青年会議所の存在と団結を示していきたいと思います。

 

【このまちの歴史・文化伝承事業】

私たちの住む羽島郡市には長良川、木曽川など大きな河川に囲まれ、大規模な洪水被害に悩まされていましたが、薩摩義士の方々が団結し、多数の犠牲を払ってまで、私たちのために大規模な治水工事を行うなど、先人たちのたゆまぬ努力と英知の積み重ねと団結のもとに今のような安全があります。

また、美濃路・鎌倉街道がこの地域にはあり、西と東の文化の交流点であったため、竹鼻町や笠松町の中心街などに大変貴重で他の地域の方々に誇れる文化的遺産が多く残っております。さらに街道沿いであったため、大変おもしろい地名もたくさんあります。

しかし、残念ながら多くの人はこの事実を知らず、地域への愛情も薄く感じます。私たち羽島青年会議所はこれらの歴史・文化をまず私たち自身が積極的に勉強し、地域の方々と団結して、広く後世に伝えていく必要があります。

そこで、次代にこの地域を担う子どもたちに、この地域の歴史・文化を出来る限り伝承し、この地域への愛情を持たせることが、羽島青年会議所が目指す「明るい豊かなまちづくり」への第一歩であり、青少年育成になると考えます。

 

【青少年育成事業を継続しよう】

私たち羽島青年会議所には青少年育成事業として羽島JC杯サッカー大会と食育事業を継続して行っています。どちらも回を重ねるほどに行政や地域の人々から認知されるようになり、これを継続することは地域社会との信用を積み重ねることに繋がっていくことになります。

今年で羽島JC杯サッカー大会は6回目となりサッカー少年たちは、羽島JC杯サッカー大会を楽しみにしているとの声も聞こえてきますし、それに向けて一生懸命練習し、うまくなることや仲間との団結力を高めることこそ勝つことより大切でありスポーツの目的であります。これこそが青少年健全育成となると考えます。

食育事業も今年で6回目となります。毎回さまざまな角度から食育をとらえ子どもたちに“食”の大切さを教えてきました。この事業にご協力いただいている、食育のプロの先生からは、毎回変わった食育で非常におもしろい、学生たちにもいい影響を与えている。とお褒めの言葉もいただきました。

私たちが今まで、やってきた事業は間違いなく子どもたちにいい教育となっていますので、自信を持って今年も行って、さらに地域のみなさんに認知されるようがんばりましょう。

子どもたちの笑顔こそが、私たちの活動の源です。

 

【会員拡大が私たちの活動の幅を拡げる】

青年会議所の魅力のひとつに、ひとりでは出来ないことでもみんな集まれば出来るということがあります。言葉のとおりみんなで団結すれば大きな事業も成功できるということです。

ということは、今よりもっと仲間がいればもっと大きな和になりもっと大きなこともできる、ということです。会員拡大は私たちの活動の幅を拡げ、その活動により地域が活性化するのであれば、会員拡大こそ私たちの最重要活動ということになります。

しかしただ黙っていても、会員は増えません。青年会議所の活動が魅力あるものでないと、仲間は増えません。羽島JCだから入会したいと思えるような事業として、“経営力向上”“人間力向上”をテーマにJC3原則の内の1つであるTRAINING(修練)に関わる講師例会をメンバーはもちろん地域の青年経済人を対象に地域経済の活性化に繋がるようなオープン例会を行います。

 

創立45周年を迎えるにあたり】

(一社)羽島青年会議所は1968年に設立され、今年で45年を迎えます。これは先輩諸兄が団結しその時代時代に適し、地域に根ざした活動を積み重ね、地域社会や行政に認知されてきた結果であります。

1つ1つの活動が集まって1年となり、その積み重ねが45年という歴史を作り上げたのです。私たちは、その先輩が築き上げた歴史・伝統・地域との信頼を尊重しつつ、時代に則した活動を続け創立50周年、さらに未来へと伝承していかなくてはなりません。

 

【すべての事業に“団結”を】

今年度のスローガンに“団結”~地域との和、仲間との絆~ とさせていただきました。古より日本人は困難や災害の時、助けられるものが、助けを必要としているものを助け、お互い団結し困難を乗り越えてきました。

また、団体スポーツや個人競技の団体戦でも、団結力を発揮しひとりひとりの力以上のものが生まれます。

日本人にとって団結とはなくてはならないものであり、団結ない団体や国家に成功はありません。

私たちの事業も行政、地域、ボランティアの方々、家族そして仲間の団結が必要ですし、知らず知らずのうちに団結している場合もあります。

今一度、“団結”を意識してすべての事業にメンバー一丸となって取り組んでいこうじゃありませんか。

 

【おわりに】

昨年、7月2日に登記が完了し、(社)羽島青年会議所から(一社)羽島青年会議所に生まれ変わりました。公益法人改革によるものではありますが、私たちの事業が変わるわけではありません。ほとんどの事業が地域社会のため、子どもたちのため、であり、公益性の高いものばかりです。一般社団法人ではありますが、「公益に寄与する団体」として、さらに地域から必要とされる団体となるよう自信を持って今の事業を行っていきたいと思います。

みなさんご存知のとおり、JCは40歳で卒業です。この限られた若い時間に情熱もって、志高く事業を行っていこうではありませんか。そして2013年の最後に何とも言えない達成感をみんなで味わおうではありませんか。